2015年6月23日火曜日

フェラガモ ファミリーが10周年を記念して来日中!

フェラガモ ファミリーが手掛けるワイナリー、イル・ボッロより
ファミリーが日本での発売10周年を記念して来日中!

来日初日となる昨日は、ワインショップエノテカ広尾本店にて
スペシャルテイスティングイベントが開催されました。

さすが、フェラガモの現社長フェルッチオさんも数年ぶりに来日されるとあって、
イベントには100名以上のお客様が来場され、キャンセル待ちが出るほどの大盛況。
もちろん、フェラガモの靴をお召しになっていらっしゃる
紳士淑女もたくさんいらっしゃいました♪






















↑左から、イル・ボッロのマーケティング・ダイレクターのフランコ氏。
 お隣がフェルッチオ氏のお嬢様でイル・ボッロの役員を務めるヴィットリア女史。
 絵を挟んでお隣が、サルヴァトーレ・フェラガモの社長、フェルッチオ・フェラガモ氏。
 右端が、フェルッチオ氏のご長男で、イル・ボッロのCEOを務めるサルヴァトーレ・フェラガモ氏。


「イル・ボッロ」は、古くからキャンティ・クラシコ地区近くにある
中世の佇まいを残す村の名前。

フェルッチオ・フェラガモ氏は、
この地に何度か狩猟に訪れていたところ、美しい田園風景が気に入り、
村と周囲の広大な敷地を丸ごと購入。
トスカーナの生活が楽しめる田園リゾートとして復活させました。
















↑イル・ボッロ村

約810haの敷地には、贅沢な宿泊施設を備えるほか、
蜂蜜やオリーヴオイルなどトスカーナの名産品も生産しています。
(蜂蜜作りは、ヴィットリア女史が担当しているそうです。)
その広大な敷地の中に、古くからあるワイナリーがあり、
そのワイナリーがあったためこの土地を買い上げたというほど、
ワイン造りはイル・ボッロ事業の中心に位置づけられています。

老舗ファッションブランドが、リゾート地で造るワインといって侮ることなかれ。
そこにはやはり、フェラガモ流のクラフツマンシップのスピリットが生きています。

特にこだわっているのが、ブドウ栽培。
フラッグシップのイル・ボッロの畑では、
ブドウの樹1本からブドウ1㎏という低収量にこだわっており、
1本のブドウから生産されるワインはたったの1本。
ブドウは全て手摘みされています。

また、現在畑はビオディナミに近い視座でオーガニック農法が行われており、
畑を取り囲む生態系の維持を目的として、様々な動植物を育て、
自然の堆肥で畑作りをしているそうです。
















こうして造られたフラッグシップのイル・ボッロは、
ファーストリリースの1999年ヴィンテージが、
パーカーポイント92点という高得点をたたき出し、
一躍人気スーパータスカンの仲間入りをしました。

メルロにカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、
プティ・ヴェルドをブレンドした、ボルドースタイルのワインは、
リリースから15年以上経った現在でも、
各ワイン評価誌から着実に高評価を得続けています。

















↑会場で最初に供されたのはフランチャコルタ方式で造られるスパークリングワイン、ソルシ。
 奥は、シャブリを意識して造られたというシャルドネ、ラメッレ。

そして、
今回のアニバーサリーイベントの目玉は、限定ラベルのお披露目!
日本での発売を記念して、素敵な絵があしらわれた限定ボトルが
発売されることになりました♪
それがこちら↓










2011年 イル・ボッロ アニバーサリー・ラベル
6,800円(7,344円 税込)
※エノテカ・オンラインでは明日6/24より発売予定です。

ラベルのモチーフとなっているのは
イル・ボッロにあるギャラリーで所有している
1800年代のフランス人画家による作品。
“Feast of the Harvest(収穫祭)”というタイトルが付けられています。

まさに、ワインの記念ラベルに相応しい絵画ですね。
















ファッションブランドであるフェラガモを率いるフェルッチオ氏に対し、
その長男、サルヴァトーレ・フェラガモ氏は、
各地でワイン造りを学び、長きに渡りイル・ボッロのワイン造りを統括しています。

今回のイベント会場でも
「ファッションのことは父にどうぞ。ワインのことは私に。」
と語る姿が印象的でした。

「ファッションブランドのフェラガモと、ワイナリーのイル・ボッロは、
完全に分けて運営していきたい」とフェルッチオ氏。
ワインのラベルにも、フェラガモの文字はありません。

ファッショナブルなワインではなく、
農作物としてのワイン造りを徹底しているフェラガモ ファミリー。
ファッション同様、ワインも一流に仕上げる手腕はさすがです。

日本のみなさま、10年間のご愛顧ありがとうございます。
これからも、堅実なワイン造りを続けるイル・ボッロをどうぞよろしくお願いいたします。

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