華やかでストーリーに事欠かないシャンパーニュは、
様々な角度から本が出版されていますが、
ついにその決定版ともいうべき一冊が発売されました!
それがこちら。
『最初で最後のシャンパン入門』/山本昭彦
講談社 定価:本体1,200円(税別)
以前こちらのブログでも紹介した
『読めば身に付く!これが最後のワイン入門』に続く、山本氏渾身の入門書です。
相変わらず、刺激的なタイトルですね。。
筆者の山本さんは読売新聞記者を経てフリーのワインジャーナリストに転身した、
日本には数えるほどしかいない、生粋のワインジャーナリスト。
精力的に旬のワイン情報を発信し続けている同氏。
元新聞記者だけあって、簡潔で読みやすい文章と、
ワインのレポートにありがちな美辞麗句とは無縁な、
キレのある、そしてテンポのよいワイン批評には定評があります。
(ロック評論もされているそうなので、
リズム感のある文とキレのよさはその辺から来ているのでしょうか。。)
本書は2部構成になっており、
1部では「50のキーワード」でシャンパーニュを読み解き、
2部では、「死ぬまでに飲みたい50本」と題して
山本氏が選んだ50本のシャンパーニュを紹介しています。
エノテカのワインもいくつか取り上げられているので、ご紹介。
「半年に一度は飲みたい14本!」の1本として
シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルドのブラン・ド・ブランが
取り上げられました。
☆半年に一度は飲みたい14本!☆
シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド・ブラン・ド・ブラン
/シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド
10,000円(10,800円 税込)
「ロスチャイルド家のおうち飲みシャンパン」
という素敵なタイトルが付けられています。また、
「飲まずに死ぬと後悔する15本!」の1本として
ルイ・ロデレールのクリスタルが選ばれました!
★飲まずに死ぬと後悔する15本!★
2006年 クリスタル/ルイ・ロデレール
28,000円(30,240円 税込)
「シャンパンに求められるすべてが詰まる」
というタイトルで紹介されています。ルイ・ロデレールは、他にも「世界一のシャンパン・ブランドは?」という項目で
“シャンパンのエルメス”と評されたことなどが取り上げられました。
他には、クリュッグのグランド・キュヴェや
テタンジェのコント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2005年などが
「飲まずに死ぬと後悔する15本」として選ばれています。
1部、2部で50のキーワードと50のシャンパーニュが
テンポのよい文章で紹介されており、一冊があっという間に読めてしまう本書。
頻繁に生産者を訪ねて取材を重ねているという
同氏ならではのリアルな文章からは、シャンパーニュの魅力がひしひしと伝わってきて、
一冊読み終わる頃には、すっかりシャンパーニュが飲みたくなってしまいます・・・
シャンパーニュに興味があるという初心者の方も、
すっかりシャンパーニュの虜になっている方にも
ぜひ読んでいただきたいおすすめの1冊です。
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