2016年11月15日火曜日

シャトー・ムートン・ロスチャイルドの最新アートラベル発表!

ムートンファンの皆様、お待たせしました。

待望の2014年のアートラベルが発表されました!

それがこちら↓↓





























2013年は李禹煥(リ・ウーファン)氏による
とてもミニマムなデザインでしたが(→昨年の記事はこちら)
今回は何ともポップな印象です。

このラベルを手掛けたのは、
イギリスを代表する画家、デイヴィッド・ホックニー氏。




















↑デイヴィッド・ホックニー氏 ※シャトー・ムートン・ロスチャイルド公式HPより


デイヴィッド・ホックニー氏は1937年イギリス生まれ。
その才能は早くから注目を集め、
ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業時には金賞を受賞。

卒業後にすぐにアメリカのポップアート運動に参加し、
ホッパーやアンディ・ウォーホルと出会います。
その後はカリフォルニア大学バークレー校で教鞭をとりながら、
ロサンゼルスを拠点に活躍しました。

その作品は、特にポートレートを得意とし、
ゴッホをほうふつとさせる燃え立つような色彩と、
クラシカルで緻密なタッチが特徴的とされています。

























↑フィリピーヌ・ド・ロスチャイルド男爵夫人


実は、ホックニー氏は、
2014年に亡くなったフィリピーヌ・ド・ロスチャイルド男爵夫人と
個人的に親交を深めていた友人でした。

この2014年のラベルに描かれたデッサンには、
夫人へのオマージュとして描かれた放射状に広がるペアグラス、
グランヴァンへの期待、そして絶頂を迎えるまで、永遠に繰り返される物語・・
満たされたグラスと空のグラスで、
絶え間なく偉大なワインが生まれる奇跡と、
夫人が長年にわたり主役を演じたムートンの物語が表現されています。


今回のラベルは、フィリピーヌ夫人が選考に関わった最後のもの。

来年のリリースが楽しみですね。

2016年11月12日土曜日

今年の出来は?ボジョレー・ヌーヴォー2016年最新情報


いよいよ来月、11月17日(木)の解禁が迫ったボジョレー・ヌーヴォー。
気になる今年2016年の出来はどうだったのでしょうか?
フランスから届いた最新の作柄情報をご紹介いたします!



















↑クリュ・ボジョレーのスペシャリスト、アンリ・フェッシの畑




エレガントで魅惑的なワイン 



まずは、10月14日に発表されたボジョレワイン委員会のプレスリリースをご紹介。


「春の悪天候に対し、夏は期待通りぶどうの成熟に理想的な天候だった。
 収穫前の数週間は暑く乾燥していたため、ぶどう樹、
 造り手の双方につかの間の休息の時間をもたらした。
 ぶどうは成熟が遅れたことで、夜間は気温が下がり日中は太陽に恵まれ
 気温が高いという環境にさらされ、
 それによって収穫時までに理想的な熟度に達することができた。
 そして、とても良いヴィンテージを予想させる心地よい爽やかさも維持している。


 収穫の期間は晴天に恵まれた。まるで自然からの、(春の悪天候に対する)
 お詫びのしるしであるかのような好天のインディアンサマー(小春日和)で、
 収穫されたぶどうの品質から判断しても、自然は太陽を出し惜しみしなかったようだ。」
 


そしてボジョレーの栽培・醸造研究所幹部のベルトラン・シャトレ氏は


 「2016 年は力強いというよりもエレガントで、酸と果実味、
  ストラクチュアとのバ ランス、そして爽やかさと味わい深さとのバランスがすばらしい」


とコメントしてます。
※2016 年10 月14 日付 ボジョレワイン委員会プレスリリースより抜粋




















↑アンリ・フェッシの醸造責任者、ローラン・シュヴァリエ




ワイナリーを満たすほどの際立ったアロマ


ボジョレー地区で9つのクリュ・ボジョレーを所有する
“クリュ・ボジョレーのスペシャリスト”アンリ・フェッシからも最新のレポートが届いています。


 「今年の9月以降の天候は、非常に暖かく恵まれたものとなり、
  素晴らしい天候のもとで収穫作業が行われました。
  9月単月の降雨量はほぼゼロであり、日中の平均気温は高く、
  夜間は涼しいという理想的な天候が続いたことで
    ワイン畑に最高のコンディションをもたらし、
  ぶどうは完璧な熟成を遂げることができました。
 
  春の湿り気のあった天候にもかかわらず、夏の天候に恵まれたことで
  本年のぶどうは完熟を果たすことができました。
  一部で危惧されていた収穫量も適正なボリュームで、昨年よりも多く確保できました。
  ぶどうの素晴らしい色調、ストロベリーやブラックチェリーを思わせる、
  ワイナリーを満たすほどの際立ったアロマは今年のヴィンテージが高品質であることを
  確信させるものでした。」/醸造責任者 ローラン・シュヴァリエ







春先に約15%ほどの生産者が雹によるダメージを受け、
決して楽なヴィンテージではなかったボジョレー地方。


ただ、その後は日照量の多い夏と、収穫期の雨がほぼゼロという好天に恵まれ、
結果的には満足のいく出来のワインが生まれたようです。


いよいよ解禁まであと少し。
ボジョレー・ヌーヴォーを飲んで、
今年のフランスワインの出来を占ってみてはいかがでしょうか♪


▼完売間近の商品も!2016年ボジョレー・ヌーヴォー特集はこちら▼


https://www.enoteca.co.jp/2016BJN/index.html