昨年末にはそのワイン「サン・ロレンツォ・キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ」が
ワインスペクテーターの「年間トップ100」の
トップ6位にランクインし、(イタリアワインでは最高順位)
イタリアのトップワイナリーとしての存在感を示したことも記憶に新しいですね。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
カステッロ・ディ・アマは毎年現代アーティストをワイナリーに招いて、
ワイナリー内で自由にアート作品を作成してもらう、
という“サイトスペフィックアートプロジェクト”を行っています。
実はアートプロジェクトの記念すべき15周年記念の2014年に
このアートを手掛けたのは、日本を代表する現代芸術家、杉本博司氏だったのです。
オーナーであるマルコ・パランティ氏たっての希望で、
この杉本氏のプロジェクトが実現したそうです。
“Confession of Zero”と名付けれらた杉本氏の作品。
カステッロ・ディ・アマの広大な敷地内にある
古い礼拝堂に作られました。
カステッロ・ディ・アマのHPより
杉本氏のインタビューや制作の様子が収められた映像を見ることができます。
↓
http://www.castellodiama.com/en/video/
カステッロ・ディ・アマの敷地内には毎年異なるアーティストが訪れ、
その土地の雰囲気を把握したうえで作品を手掛けています。
こちらはフランス人の現代芸術家、ダニエル・ビュランの作品。
オーナーであり醸造責任者であるマルコ・パランティ氏は
「醸造家の仕事はオーケストラの指揮者のようなもので、
与えられるブドウ(=楽曲)は一緒。しかし醸造家の感受性次第で、ワインは変わってくる。
これはアーティストにも同じことが言える。
ワインには現代的な味覚が必要であるため、新しいことを恐れてはならないし、
新しい解釈も必要。こうしたことはすべてアートと共通する。」
と語っています。
マルコ・パランティ氏
(ヨウジヤマモトの服が大好きだそうです。)
アートプロジェクトに象徴されるように
常に新しい視点を取り入れているからこそ、
カステッロ・ディ・アマでは常に時代の先取りをした
多くの人に受け入れられる素晴らしいワインが生まれるのですね。
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