2015年6月30日火曜日

シャンパン本の決定版が発売!

ワインにまつわる数多くの書籍の中でも
華やかでストーリーに事欠かないシャンパーニュは、
様々な角度から本が出版されていますが、
ついにその決定版ともいうべき一冊が発売されました!

それがこちら。






















『最初で最後のシャンパン入門』/山本昭彦
講談社 定価:本体1,200円(税別)

以前こちらのブログでも紹介した
『読めば身に付く!これが最後のワイン入門』に続く、山本氏渾身の入門書です。
相変わらず、刺激的なタイトルですね。。

筆者の山本さんは読売新聞記者を経てフリーのワインジャーナリストに転身した、
日本には数えるほどしかいない、生粋のワインジャーナリスト。


現在は、ブログ「ワインレポート」をほぼ毎日数回更新(!)と、
精力的に旬のワイン情報を発信し続けている同氏。

元新聞記者だけあって、簡潔で読みやすい文章と、
ワインのレポートにありがちな美辞麗句とは無縁な、
キレのある、そしてテンポのよいワイン批評には定評があります。
(ロック評論もされているそうなので、
 リズム感のある文とキレのよさはその辺から来ているのでしょうか。。)

本書は2部構成になっており、
1部では「50のキーワード」でシャンパーニュを読み解き、
2部では、「死ぬまでに飲みたい50本」と題して
山本氏が選んだ50本のシャンパーニュを紹介しています。

エノテカのワインもいくつか取り上げられているので、ご紹介。

「半年に一度は飲みたい14本!」の1本として
シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルドのブラン・ド・ブランが
取り上げられました。

☆半年に一度は飲みたい14本!☆






















シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド・ブラン・ド・ブラン
/シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド
10,000円(10,800円 税込)


「ロスチャイルド家のおうち飲みシャンパン」

という素敵なタイトルが付けられています。

また、
「飲まずに死ぬと後悔する15本!」の1本として
ルイ・ロデレールのクリスタルが選ばれました!

★飲まずに死ぬと後悔する15本!★






















2006年 クリスタル/ルイ・ロデレール
28,000円(30,240円 税込)

「シャンパンに求められるすべてが詰まる」

というタイトルで紹介されています。
ルイ・ロデレールは、他にも「世界一のシャンパン・ブランドは?」という項目で
“シャンパンのエルメス”と評されたことなどが取り上げられました。

他には、クリュッグのグランド・キュヴェ
テタンジェのコント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2005年などが
「飲まずに死ぬと後悔する15本」として選ばれています。


1部、2部で50のキーワードと50のシャンパーニュが
テンポのよい文章で紹介されており、一冊があっという間に読めてしまう本書。

頻繁に生産者を訪ねて取材を重ねているという
同氏ならではのリアルな文章からは、シャンパーニュの魅力がひしひしと伝わってきて、
一冊読み終わる頃には、すっかりシャンパーニュが飲みたくなってしまいます・・・

シャンパーニュに興味があるという初心者の方も、
すっかりシャンパーニュの虜になっている方にも
ぜひ読んでいただきたいおすすめの1冊です。


2015年6月23日火曜日

フェラガモ ファミリーが10周年を記念して来日中!

フェラガモ ファミリーが手掛けるワイナリー、イル・ボッロより
ファミリーが日本での発売10周年を記念して来日中!

来日初日となる昨日は、ワインショップエノテカ広尾本店にて
スペシャルテイスティングイベントが開催されました。

さすが、フェラガモの現社長フェルッチオさんも数年ぶりに来日されるとあって、
イベントには100名以上のお客様が来場され、キャンセル待ちが出るほどの大盛況。
もちろん、フェラガモの靴をお召しになっていらっしゃる
紳士淑女もたくさんいらっしゃいました♪






















↑左から、イル・ボッロのマーケティング・ダイレクターのフランコ氏。
 お隣がフェルッチオ氏のお嬢様でイル・ボッロの役員を務めるヴィットリア女史。
 絵を挟んでお隣が、サルヴァトーレ・フェラガモの社長、フェルッチオ・フェラガモ氏。
 右端が、フェルッチオ氏のご長男で、イル・ボッロのCEOを務めるサルヴァトーレ・フェラガモ氏。


「イル・ボッロ」は、古くからキャンティ・クラシコ地区近くにある
中世の佇まいを残す村の名前。

フェルッチオ・フェラガモ氏は、
この地に何度か狩猟に訪れていたところ、美しい田園風景が気に入り、
村と周囲の広大な敷地を丸ごと購入。
トスカーナの生活が楽しめる田園リゾートとして復活させました。
















↑イル・ボッロ村

約810haの敷地には、贅沢な宿泊施設を備えるほか、
蜂蜜やオリーヴオイルなどトスカーナの名産品も生産しています。
(蜂蜜作りは、ヴィットリア女史が担当しているそうです。)
その広大な敷地の中に、古くからあるワイナリーがあり、
そのワイナリーがあったためこの土地を買い上げたというほど、
ワイン造りはイル・ボッロ事業の中心に位置づけられています。

老舗ファッションブランドが、リゾート地で造るワインといって侮ることなかれ。
そこにはやはり、フェラガモ流のクラフツマンシップのスピリットが生きています。

特にこだわっているのが、ブドウ栽培。
フラッグシップのイル・ボッロの畑では、
ブドウの樹1本からブドウ1㎏という低収量にこだわっており、
1本のブドウから生産されるワインはたったの1本。
ブドウは全て手摘みされています。

また、現在畑はビオディナミに近い視座でオーガニック農法が行われており、
畑を取り囲む生態系の維持を目的として、様々な動植物を育て、
自然の堆肥で畑作りをしているそうです。
















こうして造られたフラッグシップのイル・ボッロは、
ファーストリリースの1999年ヴィンテージが、
パーカーポイント92点という高得点をたたき出し、
一躍人気スーパータスカンの仲間入りをしました。

メルロにカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、
プティ・ヴェルドをブレンドした、ボルドースタイルのワインは、
リリースから15年以上経った現在でも、
各ワイン評価誌から着実に高評価を得続けています。

















↑会場で最初に供されたのはフランチャコルタ方式で造られるスパークリングワイン、ソルシ。
 奥は、シャブリを意識して造られたというシャルドネ、ラメッレ。

そして、
今回のアニバーサリーイベントの目玉は、限定ラベルのお披露目!
日本での発売を記念して、素敵な絵があしらわれた限定ボトルが
発売されることになりました♪
それがこちら↓










2011年 イル・ボッロ アニバーサリー・ラベル
6,800円(7,344円 税込)
※エノテカ・オンラインでは明日6/24より発売予定です。

ラベルのモチーフとなっているのは
イル・ボッロにあるギャラリーで所有している
1800年代のフランス人画家による作品。
“Feast of the Harvest(収穫祭)”というタイトルが付けられています。

まさに、ワインの記念ラベルに相応しい絵画ですね。
















ファッションブランドであるフェラガモを率いるフェルッチオ氏に対し、
その長男、サルヴァトーレ・フェラガモ氏は、
各地でワイン造りを学び、長きに渡りイル・ボッロのワイン造りを統括しています。

今回のイベント会場でも
「ファッションのことは父にどうぞ。ワインのことは私に。」
と語る姿が印象的でした。

「ファッションブランドのフェラガモと、ワイナリーのイル・ボッロは、
完全に分けて運営していきたい」とフェルッチオ氏。
ワインのラベルにも、フェラガモの文字はありません。

ファッショナブルなワインではなく、
農作物としてのワイン造りを徹底しているフェラガモ ファミリー。
ファッション同様、ワインも一流に仕上げる手腕はさすがです。

日本のみなさま、10年間のご愛顧ありがとうございます。
これからも、堅実なワイン造りを続けるイル・ボッロをどうぞよろしくお願いいたします。

2015年6月16日火曜日

男性も一読の価値アリ!女性だけのワインコンペ「サクラアワード」のオフィシャルガイドブック

今年の2月に、第2回目を迎えたワインコンペ「サクラアワード」。

審査員300名全員がワインに精通した日本女性という
世界でも稀なワインコンクールです。

まだ第2回目ながら、
初回の1.5倍増という2,904本がエントリーされ
その注目度、盛り上がりは増す一方。
ワイン関係者も熱い注目を注いでいます。

今回は、そのサクラアワードのワインガイド本のご紹介。














サクラアワード ワインガイド 2015-16
“SAKURA”Japan Women's Wine Awards事務局編 /講談社
 本体価格 1,000円(税別)


主催する審査責任者の田辺由美さんは
「東京五輪までに、日本人1人あたりのワイン年間消費量5ℓに増加させる」
という大きな目標に向けて、このコンクールを興しました。
現在の日本人1人あたりの消費量は約年間3.3ℓ。
まだまだ道半ばですが、その最大の原因には、日本の消費者が
「何を買っていいのか、よくわからないから」ということがあげられます。

よほどのワイン通でもない限り、
ボトルを見ただけでそれがどんなワインかわかる人はいません。
ワイン選びに悩んでいる女性達がワインを選びやすくなるように
そんな想いから、このコンペが生まれました。















そして、サクラアワードができたきっかけのもう一つに、
「海外生産者と日本の女性の懸け橋に」という願いがあったそうです。

海外の生産者はよく、日本で自分たちが造ったワインを売りたいと思った時に、
日本人が普段食べているのは当然、寿司や天ぷらだと
誤解していることが多いようです。
実際には、日本の家庭で食べられているのは
バラエティ豊かで、和食のほか、中華や洋食、エスニックまで多種多彩ですね。

こうした誤解を解き、
海外生産者と、リアルな日本の食卓を繋ぐ懸け橋として、
日々の食事を作っていることが多いであろう女性にフォーカスを当てた、
サクラワインアワードが生まれたそうです。

そんなわけで、
サクラアワードのベストワイン賞には、「寿司」「天ぷら」のほかにも
「韓国料理」「中華料理」「エスニック料理」といった
バラエティ豊かな料理部門が並びます。
















↑ベストワイン賞「中華」と「エスニック料理」

また、賞の部門には「ラベルデザイン賞」まで。
ワインコンペでは意外とお目にかかれない賞ですね。
















↑ラベルデザイン賞
 エノテカからは、カステッロ・ディ・アマのハイクが見事受賞しました。

その他にも、既存の権威にとらわれない
自由な発想で選ばれたワインが多数掲載されています。

「美味しいワインが飲みたい」という素直な欲求を満たしてくれるガイドブック。
ワイン選びに悩んでいる女性はもちろん、
どんなワインが女性に評価されているのか知りたい男性の皆様も
一読の価値アリ!ですよ。

★エノテカ・オンラインのサクラワインアワード特集はコチラ★
http://www.enoteca.co.jp/item/list?_label=4G
 
 

2015年6月9日火曜日

シャトー・コス・デストゥルネルのオーナーファミリーが来日

ボルドーのメドック格付け第2級、シャトー・コス・デストゥルネルより
オーナーファミリーのラファエル・レィビエ氏が来日し、
ワインショップエノテカ・銀座店で
スペシャルテイスティングイベントが行われました。

シャトー・コスデストゥルネルは
ボルドーの最北端のアペラシオン、サン・テステフを代表するシャトーであり
1級に最も近い存在として君臨し続けているスーパーセカンド。
あのシャトー・ラフィットを見下ろす丘という絶好の立地にあります。
















↑シャトー・コス・デストゥルネル

2000年からは、スイスやフランスに高級ホテルを所有する資産家
ミシェル・レィビエ氏が所有。
息子のラファエル・レィビエ氏は、
ディジョン大学でワインの醸造と栽培を学び、
新たに取得したハンガリー・トカイのワイナリーで修行したという経歴の持ち主です。




























↑ミシェル氏の息子、ラファエル・レィビエ氏
 スイス在住。謙虚な物腰で穏やかな方でした。

今回は、昨年末にリリースしたばかりのシャンパーニュと
ボルドーの新作、そしてトカイワインのお披露目の為に来日しました。






















↑昨年末に発売されたばかりのシャンパーニュ
「ミシェル・レイビィエ・ブリュット・プルミエ・クリュ」18,000円(19,440円税込)

約20haの自社畑と契約農家から仕入れる
グラン・クリュとプルミエ・クリュのブドウだけを使用。
ラグジュアリーの象徴であるシャンパーニュを
独自の解釈で生み出したという逸品です。

また、今回はボルドーの新作のお披露目もありました。
エノテカが独占輸入するボルドーワイン「メドック・ド・コス」です。






















↑(左)メドック・ド・コス 2011年
  (右)シャトー・コス・デス・トゥルネル 2004年

こちらは、シャトーより25㎞ほど北にある
メドック最北端のテロワールで栽培されている
ブドウから生み出されるワイン。

シャトー・コス・デストゥルネルと言えば、
白ワイン、コス・デストゥルネル・ブランが、知る人ぞ知るワインとして有名ですね。
実は、そのブランに最適な土地を探していてようやく見つけたのが、
メドック最北部にあるテロワールだったのです。

こちらでブランを造り始めたところ
実は赤ワインにも適した土地だということが判明。
そこで、カベルネ・ソーヴィニヨンを植えて、赤ワインを造り始めました。



























↑メドック・ド・コス 4,500円(4,860円 税込)
  ※オンラインでは近日中に発売予定です。

醸造も、コス・デストゥルネルと同じチームが手掛けています。
カベルネ・ソーヴィニヨン60%とメルロ40%をブレンド。
20%をオークの新樽で熟成させています。

最近のコス・デストゥルネルはカベルネ・ソーヴィニヨン主体。
そのセカンド、レ・パゴ・ド・ド・コスはメルロ主体で造っているため
メドック・ド・コスは、よりファーストに近いスタイルと言えます。

深みのあるルビー色。
サワーチェリーや、ほのかに新樽由来のバニラの風味。
コス・デストゥルネルを思わせる華やかさと親しみやすさ、
そして気品が感じられる余韻が印象的。
今飲んでも存分に楽しめる、柔らかさが身上で、
コス・デストゥルネルの入門編としておすすめです。


そして最後に供されたのは、トカイの甘口。
実はミシェル・レィビエ氏は、トカイワインの大ファンで、
中でも最高峰のヘッツィオーロの畑が売りに出されたのを機に
2009年にこの土地を手に入れました。
ラファエル氏曰く「ヘッツィオーロでなければ買っていなかった。」とのこと。

トカイは非常に独創的で伝統的なワイン造りが、
今も受け継がれている、伝説の産地。
ワイン界からの注目も熱く、あのヒュー・ジョンソン氏も
トカイ・マードの町にワイン・カンパニーを設立したほど。

「トカイはワイン造りのユートピアだよ。」とラファエル氏。
閉鎖的で伝統的なワイン造りを頑なに守っているトカイという産地は
ワインラヴァーにとっては、とても魅力的な土地のようです。






















ボルドー、シャンパーニュ、そしてトカイ。
自分たちが本当に飲みたいワインを造るため、
伝統的な3つの産地でワイン造りに挑戦しているレィビエ家。

豊富な資金力があってこそですが、
あえて直球で伝統の産地に挑戦するところに
ワインラヴァーとしての気骨を感じたのでした。

2015年6月2日火曜日

ゴルフ×ボルドーワインの関係

新緑の季節。

ゴルフ好きの方には嬉しいシーズンがやってまいりました。

実はゴルフとボルドーワインにはつながりがあるのをご存じでしょうか。




















↑ボルドーのワイン、ムートン・カデ。ヨーロッパツアーのオフィシャルサプライヤーです。

ゴルフの起源には諸説あるようですが
有力なのが、スコットランドで生まれたという説。
1860年にはイギリスで初めて全英オープンが開かれ、
その後はイギリス人によって世界中にゴルフ場が作られ発展していきました。
ゴルフと言えば、イギリス紳士のスポーツというイメージも
ここからきているようですね。

実はボルドーワインもまた、イギリスと深い縁があります。
12世紀~15世紀にかけて、フランスのボルドー地方は英国領だったのです。
そしてその時に、ボルドーの重要な特産品として
イギリスに輸出されたのが他でもないボルドーワインでした。

ボルドーワインはイギリスで「クラレット」の愛称で呼ばれ
大変な人気を博したそうです。
ボルドーワインが今日のような名声を得たのも
当時イギリス人の愛好家たちがいたからこそと言われています。

















↑かつてイギリスでもっとも人気があったといわれるシャトー・オー・ブリオン

さて、話は現代に戻ります。

英国生まれの紳士のスポーツ、ゴルフと
フランスで生まれ英国に育てられたボルドーワイン。
両者は相性がいいようで、最近ゴルフをモチーフにした
ワインが人気を博しています。

こちらは、アメリカ大陸とヨーロッパ大陸の選手が戦いを繰り広げる
世界的なゴルフコンペ「ライダーカップ」のオフィシャルワイン。






















ムートン・カデ・ルージュ・セレクション・ライダーカップ
3,000円(3,240円)


そして、こちらも同じくボルドーのシャトーが造る
「19番ホール」という名前のワインです。
※18ホールを回った後に飲むという洒落の効いたネーミング。



















3,000円(3,240円)


もうすぐ父の日。

ワイン好きのお父さんと一緒にボルドーワインを飲みながら
ゴルフとワイン談義に花を咲かせてみてはいかがでしょうか♪












2015年5月26日火曜日

ブルゴーニュの人気ドメーヌ「トロ・ボー」と「マトロ」のオーナーが来日!

フランス・ブルゴーニュ地方の名門
「ドメーヌ・トロ・ボー」「ドメーヌ・マトロ」より
オーナーが来日し、合同でテイスティングが開催されました。

















↑(左)トロ・ボーのオーナー、ナタリー・トロさん
  (右)マトロのオーナー、ティエリー・マトロさん
    笑顔が素敵なナタリーさんと、赤いパンツを着こなすティエリーさん。
    ティエリーさんはMr.ダンディと呼ばれるおしゃれさんです。

まず、ドメーヌ・マトロについてご紹介。
マトロは18世紀よりワイン造りを行う名門で、現在4代目の老舗ドメーヌ。
ムルソーのトップクラスの1級畑、シャルムやブラニーをはじめ
ピュリニー・モンラッシェやモンテリにも畑を所有しています。

「土壌」と「ヴィンテージ」 この二つの要素を
各ワインで表現することを最も大切に、ワイン造りを行っているそうです。
これらを表現するには、畑仕事がとっても大切。

ティエリーさんは、重要なブドウの収穫時期を、
ブドウ畑に立ち、日々の気候や風を肌で感じて決めているとか。

データではなく、自分の感性を信じるのが、
ティエリーさんの仕事の流儀のようです。
















↑マトロのセラー。新樽は極力使わないのがマトロ流。

マトロは白ワインというイメージがありますが、
今回は赤ワインの新作のお披露目もありました!

今回初お目見えだったのが「マランジュ」。
あまり聞きなれないアペラシオンですね。
それもそのはず。そのワインのほとんどは、ネゴシアンに売られてしまい
アペラシオン名をつけて販売する生産者はほとんどいなかったそうです。

そんなアペラシオンにポテンシャルを感じたティエリーさんは、
マランジュの古い畑を購入、2011年からワインを造ることにしました。
コート・ド・ボーヌの最南端にあるマランジュは
本拠地であるムルソーからたった1㎞しか離れていないのも魅力だったとか。

畑に足を運んで自分が管理できる場所だったからこそ、進出を決意したのです。























2012年 マランジュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
4,000円(4,360円 税込)
※こちらの商品は5/30(土)より販売開始予定です。

とても美しい澄んだチェリーレッドと、
サワーチェリーなどのフレッシュなアロマ。
ティエリーさん曰く「お寿司にも合う赤!」

マランジュには今や多くのドメーヌが進出し
注目の産地になりつつあるそうです。
是非お試しください!

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次はトロ・ボーのワインをご紹介します。
トロ・ボーも19世紀から続く老舗ドメーヌ。
ショレイ・レ・ボーヌに本拠地を置き、
コルトンのグラン・クリュをはじめとする錚々たる畑を所有しています。

ナタリーさんのワイン造りのポリシーは「1日の8割は畑で仕事をする」こと。
畑で丹精込めて育てたブドウから、素晴らしいワインが生まれるのです。























トロ・ボーの代表的なワインと言えば
コルトン・ブレッサンド・グラン・クリュ。

2010年にあのD.R.C.が畑を買ったことで注目されたグラン・クリュです。
しかも、その畑はトロ・ボーのグラン・クリュのお隣だとか!






















2012年 コルトン・ブレッサンド・グラン・クリュ
15,000円(16,200円 税込)

50~60年の樹齢のブドウを使用。
ナタリーさん曰く
「このワインは恥ずかしがり屋なので、なるべく5年は寝かせて飲んで欲しい。」
とのこと。開くのに時間がかかるので、
今飲むならデキャンタージュがおすすめです。
一同、甘美なアロマと余韻にうっとり。。


















マトロのティエリーさんも、トロ・ボーのナタリーさんも
老舗ドメーヌを継ぐオーナーでありながら、
自然体で楽しそうにワインについて語る姿が印象的でした。

フランス国内で圧倒的な人気を誇る二人のワイン。
柔和なお二人の人柄と安定したワインの品質、そして良心的な価格に、
その人気の秘密が垣間見えました。





2015年5月19日火曜日

名門トーレスの才媛が造るカリフォルニアワイン

先日、カリフォルニア ソノマ・コーストのマリマー・エステートより、
当主のマリマー・トーレスさんが来日し、スタッフ向けセミナーが開催されました。

マリマー・トーレスさんはその名からもわかるように
スペインの名門、トーレス社の長女。
現当主、ミゲル・トーレスさんの妹にあたる方です。

6ヶ国語を流暢に操るマリマーさんは名門バルセロナ大学で
ビジネスと経済学の学位を取得したのちに、
スタンフォード大学幹部プログラムを卒業。

アメリカでトーレスの輸出部長を務めたのち、
ソノマ・カウンティで「マリマー・エステート」を立ち上げたという
異色の経歴の持ち主です。




ソノマ・カウンティでのワイン造りを決意した後
名門、カリフォルニア大学デイヴィス校でワイン造りを学んだマリマーさんは
すぐにワイナリーを造ろうとしました。
しかし、当時トーレス社はチリに進出したばかりで
カリフォルニアに畑を買う余裕はありませんでした。

最初のワインは、調達したブドウから、
近くにあるワイン醸造施設を借りて手掛けたそうです。

当初はワイナリーの設立には難色を示していたトーレスファミリー。
ところが、マリマーさんが最初に造ったシャルドネを
お父様である先代、ドン・ミゲル・トーレス氏に飲ませたところ

「これまで飲んだ中で一番おいしい白ワインだ!」

と言われ、社内の風向きが変わりました。

もちろん、親心もあったと言いますが、
めったにワインを褒めないトーレス氏が
マリマーさんのシャルドネを絶賛したそうです。

残念ながらその直後に先代のトーレス氏は亡くなりましたが
お母様の支援もあり、念願かなって
ソノマ・コーストの畑を手に入れることができました。























↑ソノマ・コーストにあるスペイン建築のワイナリー

1992年にマリマー・エステートを設立。
最初のピノ・ノワールがリリースされ、そのワインは各方面で賞賛されることとなりました。

マリマーさんがワイン造りについて語った中で印象的だったのが、

「このワイナリーにワインメーカーという職はありません。
 チーム皆で大切にブドウの世話をしてワインを造っているから。」

という言葉。

マリマー・エステートでは限りなく自然なワイン造りを心がけ、
化学肥料は使用せず、2003年からはオーガニック栽培を行い、
カリフォルニアでは珍しくオーガニック認証も取得しています。

また、2010年からはビオディナミに移行中で
ブドウの樹本来の力を引き出すようなワイン造りに努めています。

















↑オーガニック栽培に欠かせない天然のコンポスト(堆肥)

家族からは何度もスペインに戻って来るように言われながらも
遠くカリフォルニアでのワイン造りにこだわり続けたマリマーさん。
自由な国とはいえ、異国の地アメリカにおいて、
女性一人でワイナリーを成功させた努力は並大抵のものではなかったでしょう。
















それでも明るくナチュラルでユーモア溢れる話しぶりのマリマーさんは
そんな苦労は微塵も感じさせません。

そのワインも同様、強くしなやか、
そしてナチュラルな魅力をもっています。















2011年 ラ・マシーア・シャルドネ・ドン・ミゲル・ヴィンヤード
7,000円(7,560円税込)

1エーカーあたり2,000本と、通常の約4倍という
高密度で植樹されたシャルドネ。
ブドウが地中深くに根を張ることによって、
より深みとフィネスのあるワインが生まれるそうです。
洋ナシや熟した白桃の華やかなアロマ。
冷涼な気候による生き生きとした酸が魅力的な1本です。
















2010年ラ・マシーア・ピノ・ノワール・ドン・ミゲル・ヴィンヤード
7,000円(7,560円税込)

単一畑で育てられたピノ・ノワールの6つのクローンをブレンド。
ワイルドベリーのアロマと、シルキーなタンニン。
そして冷涼なロシアン・リヴァーヴァレーならではの
とても生き生きとした果実味が感じられます。
マリマーさん曰く「疲れたときに飲むと元気になるワイン」とのこと。
溌剌とした飲み応えのあるこちらは、まさにそんなイメージにぴったりです。
★パーカーポイント90点を獲得

美味しいシャルドネ、ピノ・ノワールを飲みたいときはもちろん、
がんばっている女性へのプレゼントに
励ましの言葉とともに贈るのもいいかもしれません。

ぜひ一度お試しください♪


▼マリマー・エステートのワイン特集はこちら▼
http://www.enoteca.co.jp/item/list?_producer=592