特級畑、クロ・デ・ランブレイで有名なドメーヌ・デ・ランブレイ。
クロ・デ・ランブレイは、ランブレイが約99%以上を所有していおり、
ほぼモノポールの畑として有名です。
クロ・デ・ランブレイは、ランブレイが約99%以上を所有していおり、
ほぼモノポールの畑として有名です。
さて、そんなドメーヌ・デ・ランブレイより
醸造長を務めるティエリー・ブルーアン氏が来日しました。
彼は1980年に醸造長に抜擢された後、
30年以上に渡り醸造長を務め続け、
なんと35回もランブレイを収穫していうという、
なんと35回もランブレイを収穫していうという、
ブルゴーニュでも稀有な存在です。
14世紀にはシトー派の文献にその名が登場し、
特急並みの評価を受けながら1級にとどまっていた畑、クロ・デ・ランブレイ。
1980年にティエリー氏が醸造長に抜擢され、様々な改革を推し進めた結果、
AOC施行後初めての1級から特級への昇格が認められる畑となりました。
そんな凄腕の醸造家、ティエリー氏は
もちろんワイン造りに並々ならぬこだわりと情熱をもっています。
まず、ブドウ栽培は、農薬、化学肥料は使用せず、
限りなくビオディナミに近い農法で行い、
土は馬で耕すことによってやわらかくし、
ランブレイの特徴でもある古樹が、土の奥まで深く根を張ることができるよう
急斜面の東向きという絶好の立地に広大な畑を所有
そして何といっても一番ユニークなのが
「極力除梗しない」という醸造法。
除梗とは、ブドウに付いている茎を完全に取り除いて発酵を行うこと。
未熟な茎を残したまま発酵を行うと、エグミや青臭さが生まれることがあり、
ブルゴーニュでは除梗を行う生産者が多いと言われています。
そんな中、ティエリー氏は、
1985年に初めて部分的にブドウの茎を入れてワインを醸造。
その結果が良かったことから、毎年徐々にその比率を上げ
2011年は100%、つまり全房発酵を行ったそうです。
除梗を行わないことによって、発酵の際に温度が上がりすぎず
ゆっくりと発酵が進むことや、茎からタンニンや酸といった成分が抽出でき
ワインに骨格が生まれるそうです。
もちろん、茎が完熟していることが前提なので、
ヴィンテージによっては、除梗を行うこともあるそうです。
近年ではブルゴーニュはもとより、他の銘醸地でも全房発酵が
注目されているようですが、ティエリー氏ははるか前から取り組んでいたのですね。
「ウフ・アン・ムレット※赤ワインのソースにポーチ・ド・エッグを乗せたブルゴーニュの名物料理」 ティエリー氏曰く、クロ・デ・ランブレイに合う鉄板料理だそうです。
一人の醸造家が造れるワインは1年にたった1回限り。
ワインの醸造家は、「生きている間にあと何回ワインが造れるか」
そんなことを考えながらブドウを収穫しているそうです。
ワインの醸造家は、「生きている間にあと何回ワインが造れるか」
そんなことを考えながらブドウを収穫しているそうです。
そんな中、同じ畑で35回もブドウを収穫し、
毎年改良を重ねながら最上のワインを作り続けてきたティエリー氏は、
愛好家たちにとってはもちろん、醸造家たちにとっても
憧れの存在なのではないでしょうか。
そんなティエリー氏が造るワインは、今まさに円熟の境地を迎えています。
毎年改良を重ねながら最上のワインを作り続けてきたティエリー氏は、
愛好家たちにとってはもちろん、醸造家たちにとっても
憧れの存在なのではないでしょうか。
そんなティエリー氏が造るワインは、今まさに円熟の境地を迎えています。
御年65歳のティエリー氏。
実は今年、ドメーヌ・デ・ランブレイは
シャトー・ディケムやドン・ペリなどを所有する
LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)グループに買収されました。
LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)グループに買収されました。
向こう2年間はティエリー氏がワイン造りを行いますが、
それ以降は、コンサルタントとして後継者を指導する立場になるとのこと。
ますます入手困難が予想される、ランブレイのワイン。
要注目です!
▼ドメーヌ・デ・ランブレイのワインはコチラ▼
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