2014年12月8日月曜日

第1回文学ワイン会『本の音 夜話(ほんのね やわ)』開催

先日、ワインショップ・エノテカ 銀座店 カフェ&バー エノテカ・ミレにて
開催された第1回文学ワイン会『本の音 夜話(ほんのね やわ)』。

文学ワイン会とは、ゲストに作家をお迎えして、おいしいワインを飲みながら作家のお話を聞くという、文学とワインが同時に楽しめるイベントです。
そして第1回目のゲストとして、
小林エリカさん(作家・マンガ家)が登場されました。

著書『マダム・キュリーと朝食を』(集英社)で
151回芥川賞候補となった小林エリカさん。


本書について
「この本は自分で初めて書きたいように書いた本。
この本を書いて改めて、一瞬一瞬の選択を切実に感じています。
過去の時間は確実に“いま”に繋がっていて、すべて過去に起こったことが、
“いま”をもたらしています。
(いろんな時代を自在に行き来する『マダム・キュリーと朝食を』では)
各時代の一瞬の光を感じてもらえたらうれしいですし、
“この先は自分のこと”と思ってもらえるような小説を書きたいです」と小林さん。
















会場で供されたワインは「ムートン・カデ・レゼルヴ・メドック」。
なんとこのワインを造るバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドの
ロスチャイルド家が、キュリー夫人を支援する
「キュリー財団」を設立したという、所縁のあるワインです。
「今飲んでいるワインが、遠い昔の歴史的な史実と関係がある」
それは小林さんの小説のテーマにある
「過去の時間は確実に“いま”に繋がっている」という
ことと見事にリンクして、ワインを飲みながら不思議な感慨に包まれました。

食について書くことも、また食についての読み物も大好きだという小林さん。
参加されたお客様は、小林エリカさんの著書だけにとどまらない
さまざまなエピソードを聞きながら、ワインを楽しんでいらっしゃいました。

このイベントは、ワインショップ・エノテカ 銀座店 カフェ&バー エノテカ・ミレ
にて、2ヵ月に1回ほどのペースで開催していくとのこと。

次回は20151月開催予定で、次回のゲストは角田光代さんです。
2回文学ワイン会にもどうぞご期待ください!

▼第二回文学ワイン会の詳細はコチラ▼


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