日本で夏に飲む白ワインと言えば「シャブリ」
という方が多いようですが、実は本場フランスで夏に飲む白ワインといえば
ロワールの「サンセール」というのをご存じですか?
何でも、パリでは夏になるとビストロでは
テーブルのほとんどがサンセールの白ワインになるとか。。
そんなサンセールの名手、パスカル・ジョリヴェより
先日、当主のパスカル・ジョリヴェさんが来日。
ロワールの白ワインの魅力を語ってくださいました。
↑いつもダンディなパスカル・ジョリヴェ氏
「和食に世界一合うのはシャブリじゃなくてサンセール!」と
自信たっぷりに話してくださいました。
最近はニューワールドの
ソーヴィニヨン・ブランも世界中でヒットしていますが
トロピカルフルーツなどの華やかなアロマが強すぎることも。
ロワールのソーヴィニヨン・ブランは
「どんなに飲んでも飲み疲れしないのが特徴」とパスカルさんが話すように、
爽やかなアロマとキレのあるミネラル、
フレッシュな酸があり、ついつい杯を重ねたくなる味わいが身上です。
サンセールとプイィ・フュメ、
どちらもロワール川を隔てて両岸にある
ソーヴィニヨン・ブランの銘醸地として知られていますが、
いまいちその違いがわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そんな二つのワインの説明として興味深かったのが、
パスカルさんが「サンセール」と「プイィ・フュメ」がそれぞれ
「寿司に合うワインと、刺身に合うワイン」としておすすめしてくださったこと。
パスカル・ジョリヴェさんがおすすめする
寿司に合うワインは・・・
↓こちらの「サンセール」
サンセール / パスカル・ジョリヴェ
3,800 円 (4,104 円 税込)
ハーブや柑橘類の爽快なアロマとキレのある酸味が特徴のサンセール。
力強さが特徴のプイィ・フュメと比べると、より繊細で柔らかい印象です。
ドライでありながらも、ジューシーな果実味もしっかりとあり、
酢飯を使った寿司とは最高のマリアージュだそう。
寿司の中でも、特に白身魚やエビ、ウニなどの甲殻類との相性は抜群!
そして刺身に合うワインは・・・
↓こちらの「プイィ・フュメ」
プイィ・フュメ / パスカル・ジョリヴェ
3,800 円 (4,104 円 税込)
プイィ・フュメは、サンセールよりも
スモーキーな香りと後味にやや苦みを感じる力強い味わいが特徴。
パスカルさん曰く、サンセールがレモンなら
プイィ・フュメはグレープフルーツだそう。
そしてスモーキーな香りが特徴的なプイィ・フュメは
ワインには合わせにくいと言われる醤油との相性も抜群。
白身だけでなく赤身の魚とも好相性で
様々な刺身の盛り合わせにプイィ・フュメは最高だとか。
牡蠣などの貝類ともよく合いそうです。
実際に飲み比べてみると、その違いは歴然!
柑橘系のアロマが際立つ繊細なサンセールと
より力強くドライな印象のプイィ・フュメ。
どちらかというと、サンセールの方がやわらかく繊細な味わいで
生の魚介類はもちろん、砂糖や酢で調理した酢飯や
ダシを効かせた和食とも親和性がありそうです。
一方、力強いプイィ・フュメは、
魚介類の刺身はもちろん、鶏肉や豚肉と合せても◎。
独特のキレと苦みが、ついつい杯を重ねたくなる美味しさです。
「寿司に合うサンセール」と「刺身に合うプイィ・フュメ」。
ぜひ飲み比べで楽しんでみてはいかがでしょうか♪
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