最近発売されたワインのヴィジュアルガイドブック、
『The WINE ワインを愛する人のスタンダード&テイスティングガイド』
が売れているそうです。
amazonランキングの「Wine Buying Guide部門」にて
1位を獲得(2016年6/23調べ)。
アメリカでは発売から1ヵ月を待たずに8万部刷、
本場フランス、イタリアをはじめ19ヵ国で発売されているとか。
The WINE ワインを愛する人のスタンダード&テイスティングガイド
/ マデリーン・パケット(著)、ジャスティン・ハマック(著) 日本文芸社 本体1,800円+税
著書は、アメリカの国際的ソムリエ教育機関「コート・オブ・マスター・ソムリエ」
の資格をもつ女性のソムリエ、マデリン・パケットさん。
ウェブサイトwinefolly.comのコンテンツ作りを行うほか、
ワインの解説書や、ソムリエが集まるプロの団体「ギルド・オブ・ソムリエ」
などに関わっているという方です。
「ワイン・フォリー」winefolly.comは、エノテカのスタッフの間でも
ずいぶん前から話題になっていたワイン情報サイト。
カラーのイラストのわかりやすい図解で示される
ワインの味わいやテイスティングの仕組みが非常にわかりやすく、
なぜこんな図解がこれまでなかったのか!と目からうろこでした。
このサイトは、多くの人の支持を得て、
2013年にはインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションにて
ワイン/スピリッツ部門のブロガー賞を受賞しています。
さて、そんな注目の女性が手掛ける本書。
こちらは「ワインと食材組み合わせ」の章。
一目で食材に合うワインがわかる、とっても便利な図です。
多くのワイン解説書が、ワインを産地で分け、
それぞれの国の法律で等級づけられた主要な格付けワインを解説するのに対し、
(まずフランスのボルドーの格付けシャトー、
そして次はブルゴーニュのグラン・クリュというように)
本書は、ワインのタイプやブドウの品種ごとに
その味わいが把握できるようになっています。
ですから、最初にワインの基本が来た後にくるのは
産地ではなく「ワインの9つの種類を知る」という章。
スパークリングワイン、ライトボディの白ワイン、フルボディの赤ワイン
といったカテゴリーごとに、代表的なブドウ品種が示され、
それぞれの香りや味わいの特徴が一目でわかるようグラフ化されています。
さすが、グレープ・ヴァラエタル表示が主流のアメリカらしい視点ですね。
ワインの味わいをロジカルに、体系的に学びたい!という方にはとてもおすすめ。
このチャートを頭にいれておけば、何となく行っているテイスティングが
より実りあるものになりそうです。
ちなみに、フランス発のワインの教科書も売れているようで、
こちらは「ホームパーティーでワインを楽しむ」という章から始まる
フランス人らしいガイド本です。(笑)
こちらも過去のブログで紹介していますので、併せてどうぞ。
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http://winetsushin.blogspot.jp/2016/01/blog-post.html
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